拝啓 櫻井翔様

三田評論を読んだ。

自分が今全力で頑張っていると胸を張って言えないことを恥ずかしく思った。

私が翔くんを知ったのは小学2年生の時。同時に翔くんの出身大学を知った。その時、わたしの夢と目標は"翔くんと同じ大学に入ること"になった。

私は地方の中高一貫校に通っていて、周りは国公立大学とか医学部を志望する人ばかり。というか、学校の風潮がそんな感じで、私立大学？そんなの最初から目指すところじゃないよね？みたいな。(いわゆる自称進学校)

例えば、高3になる時に英数国は志望校別のクラスに分かれて授業やら特講(特別講座)を受けるんだけども、だいたい国公立を受けること前提の分け方というか。私立大学を第一志望にするのは成績悪い人だよね的な空気。秋になると私立大学にシフトし出す人もまあまあいるんだけど。(今だからわかるけど、最初から私立大学に絞ってる人はなぜか大体落ちてた)

私はKO大学に行きたかったから、高3になるタイミングの進路相談でその旨を言うと、お察しの通り、"初めから私大を目指すな、志望を変えろ"(ほんとにこういう直接的な言われ方した)と言われ、泣きながら友達に相談して、結局国公立大学を目指すコースに入って、そこで勉強しながらKO大学を目指すことにした。

今思えば、私の可能性を信じてくださったが故のご指摘だったんだと思う。(けどその時はこのクソジ○イと思ってた)

でも結局、この時の選択のおかげで結果的に第一志望に合格することになるんだけど。この助言がなくて最初から私立大学目指してたら今の私はなかったんじゃないかなぁと思ってる。

というのも、この時を機に勉強の姿勢が変わったというか、クソジ○イを見返してやろうの一心で(一心ではない)、同じコースの友達の真似して朝6:30に学校に行って、いろんな先生に質問行ったり添削お願いしたりするようになって、高3の1学期の成績がグンって上がった。

ほんとに高2までの成績めちゃめちゃ悪くて、親が担任に、"このままだと難しいと思う"なんて言われてたくらいなんだけど、、、

結果的に私は推薦で大学に合格したんだけど、この高3の成績のおかげで推薦を取ることができたんデス。

なんや推薦かいな、って思ったそこのあなた。(いるかな笑)

いや、正解なんですよ。
もともと一般入試で翔くんと同じ学部を受けようと思ってて。
でも推薦は違う学部しかなくて、しかも自分の興味のある分野はどちらの学部でもなくて。

ここで推薦取れば確実に行きたい大学には行けるけど、これ推薦取るのは果たして正解なのかなぁ？

結局私は早く楽になりたくて推薦を取っちゃった(取っちゃったっていう言い方はおかしいな、取った)んだけど、未だにこれが正しいのかはよくわかってない。

だけど、質の良い講義を受けられてて、いい友達に恵まれている。

なにより、翔くんの三田評論を読んだ今、翔くんに憧れ幼いながらも同じ大学に入りたい！と思った小学2年生の私の夢が叶ったように思う。

長くなりましたが、私が伝えたいことは、ただ一つ。小学2年生の時に翔くんに出会えてよかった。翔くんに憧れて慶應大学に入ったからこそ出来ている経験、出会えた友達がいる。全て翔くんのおかげです。

大学の勉強をこなすのに必死で、アルバイトもせいぜいのお小遣い稼ぎ程度(しかもちょっと前に一つやめたばっかり笑)の私を翔くんの学生時代に重ねるのは失礼かもしれませんが、これからも翔くんに憧れ、尊敬し、勝手に背中を追いかけながら今の夢を叶えようと思います。

ここまで読んでくれた人がどのくらいいるのかわからないけど、私これでも大野担です笑